49歳で独立したらこんな日々だった。

49歳から広告会社設立した日記

クライアントや協力会社

さて、会社を起動に乗せるためにもクライアントの売り上げと協力会社の支払いがある。

クライアントにはより多く請求して協力会社へはなるべく安くしてもらう。

理想だ。しかしそんなに甘くない。

クライアントからは即取引先登録の依頼があり問題なく完了した。

銀行もメガバンクでよかった。ホームページも奇をてらったものでなく、クライアントのエライ方が見てもわかりやすく、余計な事を記載してない普通なデザインにした。

しかし、協力会社だ。

これまで、安定して発注してきたにも関わらずに、私が会社になり発注すると、営業担当より前金です。


は?


ま え き ん。


は?


前金になります。すいません。

信用ないから仕方ない。

実績を作るしかない。

仕方がないから、安い案件の仕事や自社の名刺や封筒やらで前金で即払える案件を無理くり発注して支払う事にした。

短期間で数回やると、取引先から前金は大丈夫です。今回からは末締め翌月5日払でと言われた、


は?

支払いサイトが5日か?

前金よりよいが…

納得いかないから、その会社に菓子折り持って交渉に行く事にした。

もちろん、虎屋の羊羹を持参だ。

先方の取締役とこれまでの経緯と今後の事業計画と方針を説明したら、わかりました。次回は御社に伺います。

どんな事務所か見て判断しますと予想外の返答をもらう。

数日後に本当に来社される事になり、再度交渉した。そのタイミングで新規受注案件があり、その発注も依頼した。


結果的に100万以内は前金なし。

100万超えたら一部前金で、あとは月末締め翌月払いになった。

このような交渉もよい経験だ。



事務所契約での注意事項

弊社が契約した事務所は光熱費は別途であった。私の不注意であるが、ほぼワンルームに近い大きさで、トイレも共同であり、光熱費は6000円くらいかなと勝手に思っていた。

しかし、請求をみたら、14000円。
驚く。すぐに不動産会社に確認したら、普通です。事務所なんでかかりますと言われた。特にエアコンが古い。
10年前だ、しかも冷えない。

これは誤算。
電気代がかかりすぎ。
きちんと確認すべきであった。
まだまだ暑くなるから、もっとクーラーかけたらどのぐらいかかるのであろうか。またフリーWi-Fi使い放題とあったが、遅いし、切れる。速攻でブロバイダー契約してひかりに変えた。


また、照明も、作り付けは暗い。
デザイン業務もあるから、夜は色味見にくい。照明も買い替え。だんだんとコストが増えていく。

会社に必要な物

初日にバタバタしたので、少し冷静に必要備品を一気に揃えてしまう事にした。

徐々に揃えればよいかなとも考えたが、どうせならば、暇なうちにやってしまおう。

必要な物

パソコン他社員分

モニター

印刷用紙

カーテン

コップ

冷蔵庫

文具類

小物入れ

書類いれ

クリアファイル

封筒

切手

金庫

清掃用品

ゴミ箱

表札

などなど。

書き出したらきりがない。

お金もない。

まだ、アスクルにも登録前であり、100円ショップとアマゾン、近所の店をまわって揃えた。

一気に金がなくなる。。。

初日の事

前の会社を退職して、次の日から事務所に入居した。この事務所は机、椅子、照明、無料のWi-Fiがあったので、他の起業家のみなさんよりも楽に仕事ができた。

まずは、登記簿謄本が出来ているので法務局へ、それを持って銀行に行き名義変更手続きに。その後、年金事務所に書類を取りに行き、説明を聞いて一旦事務所に戻る。

さらにプリンターと会社携帯を買いに家電量販店に向かう。

クライアントより、速攻で見積りが欲しいと個人のGmailに連絡があり、再びパソコンとソフトを買いに行く。

インストールとプリンターの接続をして見積りを作り、印刷をしようとしたら、紙がない事に気付き、また家電量販店に向かう。

また事務所に戻りプリントして会社の印鑑を押した時は感動した。

自分が社長と初めて実感しました。

ようやく落ち着いて、夕方にランチを食べてから、会社に必要な備品を100円ショップに買いに行く。今でもこの日は思い出す。

夜になり、パソコンの細かい設定やら、年金事務所への書類を書いたりしてあっという間の1日であった。

1人で全てやるのは、大変だが、この経験はなかなかできない。

事務所契約とか

事務所を選ぶ時に色々なサイトを見たが、なかなか決めてがなかった。

最低条件として
1-靴を脱がない。マンションタイプやSOHO型は靴を脱ぐので面倒。

2-トイレは男女別
これも女性スタッフがいたので、マンションタイプは嫌であったし、掃除が面倒であるから。

3-人の気配がする事
夜、事務所で独りでいると寂しくなるから、常に人の気配が欲しかった。

4-変わった間取りやビンテージ
普通の事務所は嫌である。
ボロくても内装次第で変わる。
リノベーションオフィスが希望。

5-予算
駅から10分以内、予算10万以内。

探してもらうと数件あり、即決した。
正直、その頃は勤務中であり、あまり物件を見る事ができないのと、よい物件があると、やはり同じように探しているかたがいて、あまり待つ事ができない。
 最終的には私の独断である。


たまたまであるが、会社のまわりにはキンコーズ、弁当屋、コンビニ、取引銀行、宅配便、法務局、郵便局、ハローワーク、年金事務所があり、設立後には便利で助かった。全く意識をしていなかったが、奇跡である。

休眠会社を買ってみた3

会社を買ってみたが、旧会社の方は、税金を納めてなかったり、株を30%欲しいとか、もともと知り合いだったのであるが、いざ、会社を買い取る段階で色々な不都合がでたり、特に滞納が発覚したりした。


しかし、自分の選んだ道なんで仕方ないと割り切った。


このブログを書いている段階でまだ未払いの税金がある。
さすがに滞納金もつくので、私の会社で払うべきタイミングである。


少し前に買い取った会社の社長と今の会社の社員で飲みに行った事があった。
社員の一部からは、前の社長を一目みて成功していない人相をしていると言った事を思いだした。


金銭面では新規で作ったほうがよかった。創業支援のチャンスもあるし。



休眠会社を買ってみた-2

会社設立費用と比較しても休眠会社だから、すでに会社はあるから、名義変更だけで済む。だからコストも安いはずであると思っていた。


ところが、決算にまたがるタイミングだったので、決算費用がかかる。これは税理士に払う。納税費用がかかる。もともと休眠状態だったので、支払いしてなかった。さらに司法書士への名義変更費用がある。住所、代表取締役、名称など変更でそれなりにかかるのである。


事前に具体的な金額を確認すると新規で会社設立とかわらない。
正直、迷う。でも都市銀行の口座が必須であり、クライアントからは取引に向けての口座開設登録書が来ていた。


結局、納税費用以外は全て払う事にして休眠会社を買い取る形にした。
臨時株主総会を開き、全ての議案を可決した。


2016年5月末に正式に私の会社になったのである。

これまでの費用
決算費用 20万  税理士事務所へ
税金  14万
約54万を支払う。

新規の方が安い…