49歳で独立したらこんな日々だった。

49歳から広告会社設立した日記

資金繰り

社長になってから、やっと資金繰りの重要性がわかる。売上があっても入金までの間に固定費とか人件費はかかる。当たり前だ。その当たり前で毎月予想できる金額が払えなくなるのだ。

協力会社への支払いが60日、クライアントからの入金が30日のサイトだから安心と思っていたが、利益以上に売上が少ないと固定費で利益はなくなる。
給与の3倍の利益が必要とか、本当である。これまでは雇われて毎月遅延なく給与を頂いた事は感謝である。

独立して社長になる方も多いと思いますが、人を雇うならば、年間で幾ら必要かをもう一度確認して、税理士さんに見てもらう方が絶対によい。
見えないコストがたくさんある。

本当に2ヶ月程度のつなぎ融資とか検討したくなってきた。
再来月は利益があっても来月は厳しいんだよな。

新幹線にて

久しぶりに新幹線に乗る。
芸能人じゃないが、少し前は毎週、新幹線、飛行機、レンタカーを利用して主に関西方面に出張しに行った。

一番の楽しみはホテル。
若い頃は仕事が終わり、キャバクラに連れて行かれたが、さすがに卒業。
仕事を終わらせたら、食事してホテルでノンビリがよい。
基本は大浴場があるホテルを選ぶ。
入浴してさっぱりしてマッサージを呼ぶ。マッサージもホテルのマッサージ。
怪しいデリバリーではない。

1人食事だとビール入れても2,000円、マッサージも3,000から4,000円。
夕食は会社から出るので負担は少ない。
取り引きと飲むと知らない地方で3時間ぐらいは酒飲んで過ごす。それより1人だと、マッサージ終わっても21時過ぎだ、そこから読書したりテレビ見て22時には寝る。次の日も朝入浴して朝食を食べ打ち合わせをする。

昔は夜飲んで騒いで深夜にホテルに戻りそのまま寝て次の日の会議や打ち合わせに行ったが、あまりにも仕事のクオリティが下がっていた。

出張先にてバリバリ働くと、回り回って東京の方は違うとか、よい評判につながる。そんな事を新幹線に乗りながら思い出しました。

経費の勘定科目とか

会社は生きている。

日々、お金が動く。これはサラリーマン時代には感じないことであった。

交通費は当たり前、会議費は社員で飲み食いした場合、交際費はクライアント交えて飲み食いした場合、会社の飲料は?これは会議費、パソコンは10万以内ならば経費でよしとか、いろいろなルールがある事がわかった。

車は社用車にしてもよいし、雑誌は図書費。

つまり必要な物を購入したら領収書をもらい全てを仕分けする必要がある。

これまで、サラリーマン時代には偉い人が飯を奢ってもらったり、高級外車に乗っていたりするのも経費だ。

儲かっている会社はよいが、私の会社はまだ利益が少ない。だから経費は会社の金が減るばかりの感覚になる。

少し前までは会社の金と自分の金が混同してしまい、公私混同になった。

これは他社員の手前、領収書を元に整理した、多分これから会社を作る方も少なかれ同じ経験をするはずた。

対策として、会社の法人カードをつくり飲食は全てカードに今月からしてみる。

これまでは急な接待は自分のカードで処理をして、余計ややこしい事になったりもした。

幸いに税理士さんが女性で厳しいので、全てにチェックが入るためにある意味助かっている。毎月経費の締めで、こんなにかかるのか、、溜息をつくばかりだ。

初めての受注

今でも覚えているが、初めての受注はこれまでのクライアントだった。

まだ固定電話もなく個人携帯とgmail は伝えてあった。メールがあり口座を開設する為の10万以内の仕事である。今でもあの仕事はクライアントには意味がない発注と思っている。

仕事は簡単であったが、こちらは会社の仕組みがまだ未完成であり、事務所入居の当日であった。翌日にパソコンとプリンターを買いに行き、エクセルで見積を作りメールした。プリンターもインクジェットの安いタイプ。納品が終わり請求書を送る時に近所の激安ハンコ館でなぜか封筒印刷をしており、大至急発注して郵送した。今では、お中元や会食したりして良好な関係である。

そのクライアントの後に受注はコンペ案件で、我々の企画書をあとから見せてもらいましたが、予算も安くなく、デザインも普通で、企画書も薄かった。
夜中にキンコーズで高いカラー出力して、8000円取られた。これも、我々がなんでコンペに勝った理由はいまだに不明である。


知人に聞くと、お祝い発注であったんだろう、これからがキツイよと言われて、まさにその通りになる。


しかしながら、売上は毎月のびている。
基本毎日、会社の神棚に手をあわせて、
私だけが、榊木の交換や水、酒、米を入れ替えている。

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年金事務所とか

従業員の為にも迅速に保険証がほしい
保険証発行の為に年金事務所に書類を取りに行く、ダウンロードもできるが、税理士さんからのアドバイスでこれも思い出になりますよと言われたからだ。


その流れでハローワークでも書類を入手した。早速ふたつの書類を記載しようとしたら、書き方がわからないことが多い。グーグルで検索しても今ひとつ理解出来ない。


結局、不明点は空欄にして年金事務所とハローワークに行く。聞きながら記載して完了。早く聞いた方がよかった。


今度は銀行へ、会社を買い取った事より、口座名義変更の書類に記入。
こちらはスムーズに。税務署から来た通知書も提出。

ひとまず、これで書類関係は終了。
保険、税金、これから会社経営でずっと払わなくてはならない。

その日は事務所でビールを飲みながら
社員は俺だけでよかったかもと一瞬思ってしまった。

融資前の条件

会社の代表になり、一週間ぐらいで銀行より挨拶に来たいと固定電話にメッセージが入っていた。


今は、都市銀行がメインバンク。
その銀行は地場の信用金庫である。
当時は暇だったので、事務所に入れた。私の事務所は外見は普通であるが、中身はリノベーションオフィスなのでかなり珍しい。


事務所を見られて、固定電話やらバソコン台数みたりしている。


あとから聞いたが、融資前に怪しい会社か判断するにはポイントがあるらしい。


パソコン台数は実在の従業員数。
固定電話は必須。
ひかりのブロバイダーも必須。
複合機はリース契約で与信調査済みの証拠である。


面白いのが、ホワイトボード。
あまり使わないがボードがある会社はミーティングをしている会社の証らしい。
このあたりを見ているらしい。とりあえずは全てクリアしていた。そこで融資をするかしないかを判断するみたいだ。


本当かな?笑。